NBKの歴史
我われの“ものづくり”は、
1560年まで遡ります。
高度な専門知識や技術技能を身につけ、
鍋・釜・鐘・燈籠などの鋳物を作った先達は、
朝廷から「御鋳物師」の免状を授かりました。
戦国の時代に生まれ、進化し続ける鋳物技術。
職人技と最先端技術により、
京都御所献上釣燈籠を復元しました。
釣燈籠

平安の闇を照らし、
災いを払う
かつて、御所の悪風を跳ね除け、西暦1154年、近衛天皇の病を癒した「不滅の灯火」闇を払う神秘的な光は、古より人々の不安を鎮める安寧の象徴として仰がれてきた。
鋳物師の魂が宿る釣燈籠は、縁起物、魔除けの光として今も語り継がれ、京都御所清涼殿に奉納されている。
なぜ鉄の燈籠だったのか
- 風でも消えない優れた防風性
- 高度な鋳物技術の象徴的存在
- 宮中で使用できる釣り構造
燈籠は祈りと権威、
技術を象徴する存在である。
燈籠復元への挑戦

NBKの鋳物技術を次世代へ継承するため、歴史ある燈籠の復元に挑戦しました。
実物の燈籠を前に、構造や材質の調査を開始。
その結果、屋根の部分も含めた完全な一体構造であることが判明し、一般的な鋳物の合わせ型では再現が難しいことが明らかになりました。

そこでNBKは、長年培ってきた鋳造技術を駆使し、7つの型を組み合わせることで、その複雑な形状の再現に成功しました。歴史ある燈籠は新たな姿でよみがえり、当社を優しく照らす存在となりました。
この取り組みで培われた技術やノウハウを活かし、復元した燈籠をモチーフとしたミニチュア燈籠を商品化しました。
ミニチュア燈籠のこだわり

砂型鋳造で複雑形状を再現
実物の燈籠を約40%(1:2.5スケール)に縮小しながらも、細部の意匠を忠実に表現しました。
最薄部 約3mmの薄肉構造
ねずみ鋳鉄でありながら最薄部約3mmを実現し、精密な釣燈籠の形状を実現しました。
表面処理
表面に酸化皮膜(黒さび)処理を施し、重厚感のある風合いに仕上げています。
複雑形状を一体鋳造で再現
3Dスキャンしたデータをもとに型を設計し、複雑な空洞形状も一体鋳造で成型しました。